「令和6年版 厚生労働白書」のポイントとは?
厚生労働省は8月27日に令和6年版の厚生労働白書を公表しました。第1部は「こころの健康と向き合い、健やかに暮らすことのできる社会に」をテーマに、メンタルヘルスが厚生労働白書のテーマに取り上げられたのは初めてであり、これは国がメンタルヘルス対策を強化していることの表れと言えるでしょう。
厚生労働白書のポイント!
・現代社会ではライフステージやライフイベントにより、ストレス要因は多様化しており、精神疾患の患者数も増加(患者調査によれば2020年の精神疾患の外来患者数は586,1万人と過去最高)し、精神障害による労災請求件数、支給決定件数ともに増加傾向にある。
・「こころの健康に対する人々の意識」に関する調査からは、身体の健康と比較してこころの健康に対するリスクが重視されつつあり(過去20年で3倍増)、身体の病気(がん)と比べて職場や学校へ相談することをためらうだろうと考えられている。
・また、「こころの不調」は若い世代の方が身近に感じている人の割合が高く、20代や30代では70%以上の人が「身近に感じる」「どちらかと言えば身近に感じる」と回答している。
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