新入社員の六月病を悪化させないために
ここ数年、「六月病」なる病気をネットニュースなどで知った方もいらっしゃるのではないでしょうか。「五月病」ならこれまでにも聞いたことがある方は多いと思いますが、これは新入社員に多くみられる症状で、4月からの環境の変化に伴うストレスが5月の連休明けぐらいから不調として現れるものです。新入社員の中には、新しい環境や人間関係がストレスとなり、やる気が出ない、ふさぎこんでしまうなどの状態になる人もいます。
しかし、近年では新人研修などが終わって実際の仕事を始めた後の6月頃から不調が現れることが多くなったため、「六月病」と呼ばれることも多いようです。いずれも、正式な病名ではなく、医学的には「適応障害」や「うつ状態」と診断されるものです。
梅雨時期である6月は気圧の変化が激しい時期のため、自律神経が乱れやすくなるだけでなく、一年の中で最も日照時間が短い月ですから、メラトニンやセロトニンなどの睡眠や気分を安定させる役割を持つホルモン分泌量が低下してしまうことも、心身の不調に影響していると考えられています。
こうした新入社員の不調に対して適切なケアができないと、休職や離職につながるリスクが高まります。実際に弊社のご契約企業においても入社1~3年以内の若年層の休職が増えている傾向です。
そのため、弊社ではメンタルヘルス不調による休職や離職を防ぎ、新入社員のオンボーディング促進のために下記のようなサービスをご用意しております。
・新入社員がイキイキと働き続けるためのセルフケア研修
・Z世代の特徴を踏まえたラインケア研修
・保健師や心理師らによる新入社員面談
Z世代の特徴として、周囲からの評価が気になり自分から相談できないという点が見られます。そのため、職場側からの積極的な働きかけが重要です。企業ごとに適切なご提案をさせていただくためにも、御社の課題についてお気軽にご相談ください。