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睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群

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睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群とは

睡眠時無呼吸症候群は、Sleep Apnea Syndrome=SAS(サス)とも表現されます。2003年2月26日に新幹線運転士の居眠り運転事故が起こり、その運転士が重症の睡眠時無呼吸症候群であったと報道されて以降、一般にも認知が広がりました。日本の潜在患者は、約256万人といわれています。また、中等症以上で治療が必要な患者は、約64万人と考えられています。しかし、実際に専門医を受診し、治療を受けた人は約15万人であり、多くの人がSASに気付いていないのが現状です。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の定義

睡眠中に10秒以上呼吸が止まる無呼吸が繰り返し生じ、無呼吸が1時間に5回以上、または約7時間の睡眠中に30回以上ある状態です。5~15回を軽症、15~30回を中等症、30回以上を重症と分類されます。

SASはなぜ危険なのか

睡眠中の呼吸停止によって身体の中の酸素が減少し、酸素不足を補うために心拍数が上昇します。身体に負担がかかり休息をとることができなくなり、昼間の強い眠気、居眠り、疲労感、集中力低下、頭痛など様々な症状が出現します。SASによる睡眠中の低酸素血症や高炭酸ガス血症は、肥満、高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病と密接な関係があり、様々な合併症を起こすことが報告されています。

SASの治療法

  • 内科的治療  

肥満の人で、無呼吸の程度が軽い場合は減量します。無呼吸の回数が多い人(20回/時以上)は、同時にCPAP治療などが必要となります。

  • 在宅持続的陽圧呼吸療法  

CPAP(シーパップ)療法と呼ばれます。CPAPとは、鼻に装着したマスクから空気を送りこむことによって、ある一定の圧力を気道にかける方法です。有効性・安全性が高く、現在最も普及している治療法です。

  • 口腔内装具  

軽症の方やCPAPが不適応の方(圧迫感などによって)が対象となります。マウスピースで下あごを一定の距離、前に移動させ、舌の後ろのスペースを広げます。



おわりに

いびきは無呼吸の前兆です。いびきは睡眠時無呼吸症候群の患者さんの多くに認められます。しかし、この症候群はいびき以外には自覚症状が出にくい病気です。周りの人から寝ている時のいびきや無呼吸を指摘されている方は、ぜひ専門医療機関を受診してください。そして、周りでいびきがひどい方や寝ている間に呼吸がしばしば止まる方がいたら、是非受診を勧めてあげてください。

参考文献

SAS.net 睡眠時無呼吸症候群ホームページ
健康教育・労働衛生教育 産業医科大学産業医実務研修センター編




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