第14次労働災害防止計画の概要 ②

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 2023年度を初年度として5年間にわたり国、事業者、労働者等の関係者が目指す目標や重点的に取り組むべき事項を定めた「第14次労働災害防止計画」に関し、計画の詳細を見ていきましょう。

具体的には下記の8つの重点を掲げ、その取り組みの促進を図ることとしています。

  
  1.自発的に安全衛生対策に取り組むための意識啓発
  2.労働者(中高年齢の女性を中心に)の作業行動に起因する労働災害防止対策の推進
  3.高齢労働者の労働災害防止対策の推進
  4.多様な働き方への対応や外国人労働者等の労働災害防止対策の推進
  5.個人事業者等に対する安全衛生対策の推進
  6.業種別の労働災害防止対策の推進
  7.労働者の健康確保対策の推進
  8.化学物質等による健康障害防止対策の推進



「7.労働者の健康確保対策の推進」の項目に、メンタルヘルス対策や過重労働対策、産業保健活動の推進などがまとめられています。

ポイント!

☑ストレスチェックでは実施のみにとどまらず、集団分析を活用した職場の環境改善までおこなうことで、メンタルヘルス不調の予防を強化する。

☑長時間労働による医師の面接指導の対象となる労働者に対して、医師による面接指導や保健師等の産業保健スタッフによる相談支援を受けるよう勧奨する。

☑治療と仕事の両立支援に関し、支援を必要とする労働者のために、事業者は研修等の環境整備に取り組み、両立支援コーディネーターを積極的に活用する。

 

弊社ではストレスチェックは無料の事前事後のオンラインセミナーに加えて、集団分析による環境改善へのアドバイスも実施しております。

また、産業保健スタッフがいない企業様に対しては、社外健康管理室としてのヘルスケアルーム、小規模事業所向けのチーム産業保健などのサービスもございます。

 企業にとっても労働者にとっても不幸な労働災害を防ぐためにも、是非弊社のサービスをご活用ください。

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